福岡県糸島市の農家さんからお野菜を東京へ発送してもらっています。
GO Organics Japanは、2015年に福岡市糸島市で立ち上げ、家族経営のような少人数で農業を営まれている農家さん達と繋がってきました。
今回送ってもらったのは、卯農園さんと岡ファームさんで、かれこれ５年ものお付き合いをさせていただいています。
毎年その季節の旬のお野菜が出てきます。
ラディッシュや菜の花、もうすぐ春が来るんだなと思いますね。
でも、この当然のように出てくるお野菜たちは、農家さん達が作ってくれないと手にすることは出来ないのです。
卯農園さんは、無農薬、無化学肥料、動物性堆肥に頼らず、できるだけ自然に沿った栽培をされています。
岡ファームは、無農薬で、土壌の微生物や野菜のミネラルを意識した土づくりにこだわり、土壌分析をしながら肥料を調整し、環境に配慮した栽培を。
安心・安全に食べてもらい健康へ繋がり、環境を護ることに繋がる。
想いのこもった野菜作りをされているのです。
以前は、GO Organicsの活動として、福岡でマルシェでの野菜販売や、食のイベント、宅配も手掛けていたのですが、継続が難しくなりストップ。
また、インターネットでの購買が広まる中で、販売を仲介するよりも、もっと知ってもらうことに注力しようと方向転換しました。
仲介に入ると、どうしても「仲介手数料」が発生します。
マルシェやイベントなど活動場所の費用、車のガソリン代、人件費、これらをまかなうにはどうしても農家さんから仕入れさせてもらった野菜の金額に上乗せする必要があります。
購入する一般消費者としても、直接農家さんから買っていただいた方が、仲介手数料は発生せず、しかも農家さんから新鮮な野菜を直送してもらえます。
GO Organicsが仲介に入ることにより一般消費者へもたらされるメリットは、複数の農家さん達の野菜を組み合わせた「野菜セット」を手にしてもらえることでした。
一般消費者が農家さんから直接購入すると、農家さんごとに送料が発生します。
そのため、複数の農家さんから購入するのはなかなか機会がないでしょう。
そこで、新鮮な野菜をその日のうちに届けられるよう、例えば前日の夜または当日の朝一で３軒の農家さんを車で周り、３軒分の各種野菜でセットを作って宅配したり、マルシェ販売していたのです。
店舗販売もしていましたが、仕入れた野菜が残ることもあり、鮮度が命である生鮮野菜を扱うことの難しさを経験しました。
では、一般のオーガニックショップはなぜやっていけるのでしょうか？
生鮮野菜以外に、加工品があります。そして生鮮野菜も数を回転させることで成り立っているのですね。数を回転させるためには、それ相応の「収穫量」が必要になります。スーパーやオーガニックショップに卸せるようになるには、単一品種で収穫量をあげたり、オーガニックと言えるように認証料を払い、オーガニック認証シールを貼られています。認証代や認証シール代は、野菜の価格に上乗せされて一般消費者が負担していることでしょう。
GO Organicsでは、オーガニック認証に重きを置いていません。
自分の足で農家さんの畑へ行き、農家さんと会話し、どのように栽培されているのか、知ることから始めました。そうすることで、認証シールではわからない、実際の様子や農家さんの想いを知ることができます。
本当の意味での安心・安全な食というのは、行き着くところ、「人と人との信頼関係」によってもたらされるものなのではないかと思います。
農家さんと一般消費者の方々が、もっと直接繋がっていって欲しいなと願っています。
卯農園さんでは、野菜セットの定期発送を対応していただけます。
ご希望の方は、「お問合わせ」ページよりお気軽にご連絡ください。
