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オーガニックとは?

オーガニックとは?

オーガニック(Organic、有機)とは、自然の仕組みを活かし、化学的なものに頼らずに育てたり作ったりする方法や考え方。
各国で認証制度があり、日本では有機JAS認証、アメリカではUSDA Organic、EUではEU Organicなどがあります。
オーガニックと聞くと、「無添加」「ナチュラル」「有機農業」という用語が浮かぶと思いますが、単なるカテゴリーではなく、自然・人・社会のバランスを大切にする価値観や姿勢といったライフスタイル、哲学とも言えます。

もともとの語源はギリシア語のorganikosに由来し、道具・楽器・働くための器官に関連する用語。
それがラテン語のorganicus/organonとなり、自然に備わった構造・生命のしくみ・生命とつながるもの・自然の働きによって生まれるものという意味合いへ。
器官=それぞれの役割が調和して全体をつくるというイメージから派生して、現代英語のorganicでは、有機的な社会・人との有機的な繋がりという現代的な使われ方がされています。

自然とは、部分(器官organon)が連携し、全体として生きているもの。
森や社会も、単なる部分の集合ではなく、互いに関係し合いながら機能する。
これはギリシアの哲学者アリストテレスの「有機体論」からきています。

「オーガニック」という言葉の背景には、地球/世界と調和して生きようとする論理・哲学があるのです。

・自然と人間は切り離せない関係にある
・一つひとつの命や行動が、全体に影響する
・地球/世界を、”生きている一つの存在”として尊重する

このようなことを意識しながら、日々の暮らしに活かしていきましょう。

オーガニックとは、単なる健康や美容のための選択肢ではなく、「自分はどんな人間でありたいか」「どう生きていきたいのか」「どんな価値を大切にしたいのか」を問い直す、ひとつの哲学なのです。