2015年の春頃、台湾へ。
台北市内で毎週開催されるファーマーズマーケットに足を運びました。
そこには毎週台湾各地から交代で支援に集まる農家さん達がいて、ファーマーズマーケットで自分達の農産物を販売しながら、ある時間になると一室に集まってなにやら会議が始まったのです。
急遽、その場に参加させてもらうことに。言葉はわからないけれど、そこで映し出される映像と片言の英語での説明を聞きながら内容を理解しました。
ここで定期的に話されているのは、各地域での生態系の変化について。
ある農家さんが自分の地域では、最近どんな虫が多くなったとか、どんな動物がきているとか。
種類や被害について、各地から集まった農家さん達と発表しながら情報共有しているのです。
その情報をもとに、どのように解決できるかという対策をたてたり。
無農薬で野菜や果物を作る農家さん達が、こんなに一緒に集まって話し合っている姿が衝撃的でした。
日本では、無農薬栽培の農家さんを訪問する人達はいても、農家さん達が集まっている姿を見たことがなかったから。
素晴らしい活動だなと感激し、これ以降毎年のように福岡から台北へ出向くようになったのです。
この日、女性の農家さんがミニトマトをおすそ分けしてくれました。
このトマトの美味しさが今でも忘れられません。
日本より暖かい気候だからか、水分が少なく糖度が高い印象でした。
この美しいミニトマトも完全無農薬なのです。
その後、台湾の南の方にある宜蘭へ電車で向かいました。
目的は「緑色博覧会」というGREEN EXPOを見に行くため。
山手にある広大な敷地の中に、木や竹を使ったオブジェや遊び場が作られていたり、台湾の昔の暮らしを体感できるような場所が作られていたり。
日本では、子供には危ないからといって登らせてはくれないような木材で作られた遊び場で、ノビノビと楽しんでる子供の姿もとても良かった。
もっと写真を撮ったはずなので、また見つけたら追加しますね。
当時、台湾は日本よりも随分オーガニックが浸透していて、自然との調和がとても良い印象でした。
今の台湾がどうなっているのか、とても気になるところです。